HYDROGEN PEROXIDE

過酸化水素による
消毒・除染方法

過酸化水素は、欧米でホルムアルデヒド使用不可となった際に広く導入された代替除染法です。国内でも複数メーカーが参入しており、比較的一般的な方法となっています。

芽胞形成菌を含む細菌・真菌・ウイルスに有効で、アイソレーターやRABS内に組み込まれた除染システムとしても利用されています。一方で、設備への影響やごく微量の残留性が、細胞培養への影響として懸念される場合があります。

USE CASE

選ばれるケース

  • ホルムアルデヒドの代替として導入実績が多い
  • 臭気がなく、作業者の心理的負担が少ない
  • アイソレーター・RABS内の除染

NOTES & LIMITATIONS

注意点・適さない条件

  • 専用機器が必要で導入コストが高い
  • 除染後に分解処理(数時間)が必要
  • 臭気がないため、漏出や分解不足によるばく露リスクに注意
  • 塗装面では火膨れが生じる可能性
  • 微量残留による細胞培養への影響リスク
  • 金属類への腐食リスクがあり養生が必要

ACHIEVEMENTS

実績

・第十八改正日本薬局方に除染剤として明記

導入実績

医薬品・医療機器製造、再生医療CPC・CPF、研究施設、微生物使用施設の室除染システムとして建屋側の設備との連動

導入例

清拭消毒、ガス除染(噴霧除染)、天井、壁、床、ステンレス面(過酸化水素に耐薬性のある素材)の消毒・除染

DECONTAMINATION METHOD

施工方法

・ガス除染(専用の機器を使用し、過酸化水素水をガス化して室内に充満させる方法)
・清拭・・・天井・壁・床・設備の清拭による消毒・除染

ガス除染法においては、除染の効果判定にはCI(ケミカルインジケータ)及びBI(バイオロジカルインジケーター/ log6の芽胞菌)を用い、除染時に過酸化水素ガスが適正に発生したことと、施工後の菌の発育がないことを確認いたします。
浮遊菌検査、付着菌検査等もご要望に応じて実施可能です。

PROCESS FLOW

施工の流れと作業スケジュール例

9:00
養生、機器・CI・BI配置
作業時間
3時間
12:00
噴霧開始
一定濃度到達から1時間以上保持
作業時間
3〜4時間(濃度により調整)
16:00
エアレーション(空調)再開
作業時間
翌朝まで
翌朝
養生・機器・BI撤去

スケジュールは対象室の気密性や養生の程度により異なります
加湿検証により、事前に対象の部屋の気密性を確認するサービスも実施可能です。

CONTACT

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「このケースにはどの方法が適切か」といった
検討段階からでも、豊富な知見をもとに
現場に沿った最適な除染設計をご提案します。

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DECONTAMINATION METHODS

消毒・除染(殺菌)方法の紹介